【教員ママ】育児短時間勤務や部分休業を活用すれば転職しなくて済む?

ママのフルリモ転職

教員のように公務員でも、時短勤務って制度があるの?

公務員や会社員のワーママは時短勤務や部分休業という制度が使えるよ!

子育てが理由で転職を考えているのなら、まずこの制度を検討してみるのも良いかもいね♪

こんな人は必見
  • 子育てと仕事の両立が時間的に厳しい
  • 今の仕事は続けたいけど、子育てや家事に使う時間も確保したい
  • 働きながらでも、転職活動をするための時間を確保したい

ワーママなら誰もが悩む「家事育児と仕事の両立

フルタイムで共働きの家庭は多いと思います。そんな中で、子供を育てながら働くって本当に大変なことだと思うんですよね!

きっと、この記事に辿り着いた人は、現状に悩んだり、環境や状況を変えたいなど、何かしらの悩みがあって読んでくれていると思います。

そんな方を救えるかもしれない時短制度と、私が実際使って思ったメリットやデメリットをお伝えしていきます。

育児時短勤務と部分休業って何?

育児と仕事を両立するために、企業や公務員でも使える制度があります。それが「育児時短勤務」と「部分休業」です。

どちらも、ワーママにとって子育てをしやすい環境を整えるためのありがた〜い制度ですが、適用条件や働き方に違いがあります!

育児時短勤務の制度について

育児時短勤務とは、3歳未満の子どもを育てる労働者が、通常の労働時間より短い時間で働ける制度です。厚生労働省の「育児・介護休業法」に基づき、一定の条件を満たせば利用できます。

✔ 労働時間の短縮例: 1日8時間勤務 → 6時間勤務に短縮(雇用主側の規定による)

✔ 対象者: 3歳未満の子どもを育てる正社員・契約社員(企業によって異なるので確認が必要)

✔ 法律による保護: 企業は育児時短勤務を希望する従業員に対し、原則として拒否できない

教員の場合、小学校就学前までの子どもが対象なので、企業よりもとれる期間が長くなるよ!

時短勤務を利用することで、保育園の送迎や家事の時間を確保できるので、育児と仕事の両立がしやすくなります。

部分休業の制度について

部分休業とは、1日の勤務時間の一部を育児のために短縮できる制度です。育児時短勤務と異なり、1日のうちの一定時間だけ働く形になります。

1日の勤務時間の中で上限2時間を分けて取得することもできます。

✔ 労働時間の短縮例: 午前のみ勤務し、午後は休業(またはその逆)

         :午前1時間遅く出勤、午後1時間早く退勤(柔軟に取得できる)

✔ 対象者: 企業の制度によるが、小学校就学前の子どもを育てる人が対象となる場合が多い

✔ 賃金: 休業時間分の給与が減少する

時短勤務とは違い、30分単位で最大2時間取得することができるので、時短よりも柔軟に使えて、給与への影響も調整できます。

育児時短勤務と部分休業の違い

育児時短勤務部分休業
勤務形態1日の労働時間を短縮午前・午後など一部を休業
対象者3歳未満の子どもを育てる人企業ごとに異なる(小学校就学前まで可能な場合も)
給与減少するが、基本的に働いた分支給休業時間分の給与が減少
活用しやすさ法律で定められており、多くの企業で導入企業ごとに制度が異なるため、事前確認が必要

厚生労働省のHPにも詳細が載っているので、もっと詳しく知りたい方は、こちらのサイトも参考にしてみてください!

• 育児・介護休業法について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html

• 育児休業・時短勤務の制度解説(厚生労働省 イクメンプロジェクト)

男性の育休に取り組む企業・管理職の方
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。イクメンがもっと多くなれば、妻である女性の生き方が、子どもたちの可能性が、家族のあり方が大きく変わっていくはず。そして社会全体...

公務員(教員)の育児時短勤務とは?

私は転職活動や育児の時間を確保するために育児時短勤務を利用しました!

正規職員のまま、働く時間を変更できるのでありがたい制度だと思います。

教員の場合は授業のコマ数などで、自分の希望が通せるか難しい部分もあると思いますが、どのパターンが自分に合っているか、働きやすい状況になるかをしっかり考えて選ぶことをお勧めします!

▼下記の4パターンから選ぶことができます▼

  1. 月曜日~金曜日の5日間いずれも3時間55分勤務(週19時間35分勤務)
  2. 月曜日~金曜日の5日間いずれも4時間55分勤務(週24時間35分勤務)
  3. 月曜日~金曜日の5日間のうち2日間を週休日、残りの3日間を7時間45分勤務(週23時間15分勤務)
  4. 月曜日~金曜日の5日間のうち2日間を週休日、残りの2日間を7時間45分勤務さらに1日は3時間55分勤務(週19時間25分勤務)

私は、時数や他の教科との時間割の関係でを取るしかなかったのですが、とても中途半端で使いずらいな〜と感じていました笑(もちろん、取れるだけありがたい環境ですが😌)

2の場合は、あと1時間ほど勤務時間を長くすると、1日2時間取得できる部分休業と対して変わらないのです!給与面のダメージを考えると、2を取るくらいなら部分休業の方が良いのかな〜と今更ながら思っています。

毎日出勤して、働く時間を短くしたいのか、週に何回かフルタイムで働き、平日休みがある方が良いのか、自分の家庭のライフスタイルに合わせて選ぶと良いですね!

原則、一度決めて申請したら年度の途中で変更はできないので、よく考えて決定してください♪

気になる時短勤務の給与は?ボーナスもある?

時短勤務の給与は、簡単なイメージで言うと、今の給与(フルタイム)から短くなった勤務時間分を引いて計算されます。

計算はこちらです!↓

時短勤務の給与 = 基本給 × (時短勤務の週間労働時間 ÷ フルタイムの週間労働時間)

例えば、基本給30万円の人が1の週19時間35分の時短勤務になった場合、給与は146,875円になります。

フルタイムの週間労働時間:40時間

時短勤務の週間労働時間:19時間35分 = 19.5833時間

給与計算式:
時短勤務の給与 = 基本給 × (時短勤務の週間労働時間 ÷ フルタイムの週間労働時間)

具体的な計算:
300,000円 × (19.5833 ÷ 40) = 146,875円

結構、給料は減ってしまうんだね!

私も、時短にして最初の給与明細を見た時は衝撃だったよ💦

ボーナスにも影響がある

公務員は6月と12月にボーナスが支給されますが、この支給額にも影響があります。

  1. 減額の基本原則:
    • ボーナスは労働時間の短縮に比例して減額されることが一般的です。
    • 例えば、週40時間から週19時間35分に短縮された場合、ボーナスも約51%減額される可能性があります。
  2. 査定期間との関係:
    • 6月のボーナス:前年10月から3月までの勤務状況が評価対象。
    • 12月のボーナス:当年4月から9月までの勤務状況が評価対象。

例えば、普段ボーナスが50万円だった場合、時短勤務(週19時間35分)になると244,800円になります。

ただ、6月のボーナスは前年度の時間で計算させるので、基本的には通常通り支給されます。(めっちゃ嬉しい!笑)

ただ、12月のボーナスに時短勤務の影響がある覚えておくと良いです!

  1. 時短勤務の労働時間比率:
    19.5833時間 ÷ 40時間 = 約0.4896(約49%)
  2. ボーナスの減額計算:
    50万円 × 0.4896 = 244,800円

働く時間が短くなるぶん、当然ですがお給料は減ります

私の場合は、それでも自分のスキルアップ、転職活動、家事育児に充てる時間が取れるようになり、フルタイムでいた頃よりも心に余裕が生まれました!

退職金への影響

公務員の場合は退職金がもらえますが、その額は勤続年数によって計算されます。育児短時間勤務を利用した場合、時短にした月数の1/3が在職期間から除算されます。

正直、定年退職でない限り、退職金の額はあまり気にしなくて良いかと思っています。

もらった退職金は、運用して自分で増やしていくこともできるので!

資産の運用はこっちのサイトで紹介しているので、気になる方はこちらも合わせて確認してみてください✨

公務員(教員)の育児部分休業とは?

育児と仕事の両立を支援するために設けられた制度です。1日のうち上限2時間を30分単位で使えてるので、時短勤務よりも柔軟に活用するこができます。

特徴を下にまとめました!

  • 対象者: 小学校就学の始期(満6歳に達する日以後の最初の3月31日)までの子を養育する教員が対象。
  • 取得可能時間: 1日の勤務時間のうち、最大2時間を勤務しないことが可能(30分単位で取得)。
  • 取得方法: 勤務時間の始まりや終わり、またはその両方に分割して取得可能。

私の職場で、部分休業を使っている方の例を参考に紹介します!

部分休業は30分単位で使えるので、その方は朝30分午後1時間使って保育園の送迎に支障が出ないように活用しています。

部分休業を使った出勤時間は8:45〜15:45(フルタイムだと8:15〜16:45)なので、授業に穴を開けることはありません。(支援級なので朝の会は合同で他のクラスの先生が行う。)

朝の送迎にも余裕が持てるし、午後もお迎えから夕飯、お風呂、寝かしつけまでがスムーズに行くのでストレスが減ったそうです!

気になる部分休業の給与とボーナスについて

部分休業は、取得した時間分の給与が減額されるという計算方法です。

しかも!ボーナスについては減額されない場合がほとんどです。給与面が不安な人は、時短勤務よりも部分休業の方が待遇面では安心ですね!

また、1日有休を取った場合は、その日取得予定だった部分休暇は取り消され、フルタイム1日分の給与が支払われます。

部分休業は有給休暇や看護休暇などでお休みをした日が多いほど、その月の給与が増えることになりますね笑!

退職金への影響

全期間勤務したものとみなされるので、退職金の計算には影響しません。

勤続した年数で、計算され全額支給されます!

部分休業を使えば働く時間は短くできて、給与の影響も最小限に抑えられるんだね!

育児短時間勤務と部分休業、それぞれのメリット・デメリット

制度としては、どちらも子育て世帯にとってはありがたいものです。

せっかくなら、それぞれを活用する際のメリット・デメリットも押さえておきたいところ!私が実際に感じたところや、同僚の意見も取り入れつつ紹介していきますので、参考になったら嬉しいです。

育児短時間勤務のメリット

・曜日や週の時間が固定されているので、自分の計画も立てやすい

・活用の仕方によっては平日休みを取れる

・子供だけではなく、自分の時間も確保しやすい

育児短時間勤務のデメリット

・給与やボーナスは半分になるので金銭的なダメージが大きい

・同じ職場で時短にする場合、業務量が対して変わらなかったりするので割に合わない

・保育園の預かり時間も時短になる可能性が高い(地域による)

・使える有給も半分になる

部分休業のメリット

・育児時間を確保しつつ、フルタイム勤務より短い時間で働ける

・夫婦ともに教員の場合は、1日最大4時間まで分担して取得可能

・部分休業期間中も「勤務していない日」とはみなされず、昇給には影響しない

・年金についても特例申請を行えば、標準報酬月額が低下した場合でも将来の年金額に影響を与えない措置が取られる

・ボーナスは全額支給

部分休業のデメリット

・職場の理解や学年職員の理解がないと、働きにくい(朝の会や帰りの会を任せるなど)

・校務分掌は断れない

・働く時間は短くなっても業務量は変わらない場合が多い


まとめ

公務員(教員)の時短勤務や部分休業について紹介しました!

会社員の方も、給与の計算方法は違うけれど、基本は同じ制度なので、会社でこの制度が使えるか確認してみてくださいね!

この制度が使えるのは未就学児の間だけ!子供に手がかかって、時間に追われて病んでしまいそう…となるくらいなら、使える制度は上手に活用していくべき✨

また、子どもが小学生になったらフルタイムに戻ることになります。その時に、どんな働き方をしていたか見据えておくことも重要です。

私は、教員でいることが持続可能ではないと思ったので、自分の子供が小学校へ入学する前にフルリモートの仕事に転職しました!詳しくはこの記事で書いています。

時短にして、帰宅後の時間を使い転職活動も地道に進められました。フルタイムだったら到底無理だったと思います。

自分たち、家族にとって最適な道を見つけるためにも、上手に時短勤務や部分休業の制度を活用していきましょう!

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